車の動きをライトで示す「路面ライティング」を提案――三菱電機

三菱電機は2015年10月23日、道路に光を投影することで自動車の動きを周囲に分かりやすく図示する「路面ライティング」のコンセプトを発表した。

交通事故総合分析センターによると、歩行者の死亡事故の7割は夜間に発生しているという。今回発表したコンセプトは、ドア開け、前進、後退といった自動車の動きをライトによって路面に図形で示すことで、夜間の事故を未然に防ごうというものだ。

これまではブレーキランプ、ハザードランプ、ウィンカーといったライトを使って車の動きを周囲に伝えてきたが、LEDの普及によって従来よりも複雑な情報伝達が可能になった。そこで三菱電機は、「ドアが開く」「後退する」といった車の動きをアニメーション化して路面に投影することを提案。以前よりも車の動きを直感的に素早く伝えることができれば、周囲の迷いやいら立ちを減らせ、道路環境の安全性を向上できると考えた。

同コンセプトを実現する一部の機能は、同社コンセプトカー「EMIRAI3 xDAS(イーミライスリー エックスダス)」に搭載され、10月29日~11月8日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」に出展される計画となっている。

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