TOPPERS/ASPがARC EMプロセッサ・ファミリーで利用可能に

米SynopsysとTOPPERSプロジェクトは2015年11月18日、「Design Ware ARC EM」で「TOPPERS/ASPカーネルver1.9.2」が利用可能になると発表した。次世代のウェアラブル機器やIoT機器の開発支援に向けて手を結んだという。

Design Ware ARC EMは、Synopsys製のプロセッサIP。超低消費電力や小面積を持味とするほか、DSP演算機能・コンフィギュレーション機能・命令拡張機能・I/Oインテグレーション機能などを備える。

またTOPPERS/ASPカーネルver1.9.2は、TOPPERSプロジェクトがオープンソースで公開中のリアルタイムOS。高い信頼性・安全性・リアルタイム性が必要な組込みシステムに最適化している。

ARC EMで利用可能なリアルタイムOSにTOPPERS/ASPが加わったことで、ソフトウェア開発者はTOPPERSプロジェクト提供の設計資産やミドルウェアなどを利用して、高品質・高性能なウェアラブル機器やIoT機器を比較的短期間で市場に投入することができるようになるという。 

ARC EMに対するTOPPERS/ASPのポーティングは、2016年の第4四半期に開始するとしている。

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