エリジオン、CADデータ比較機能搭載のASFALIS EX7.0を発表

エリジオンは2016年1月8日、3Dデータを活用するためのトータルソリューション「ASFALIS」の新版「同EX7.0」を発売した。EX7.0に追加の3D CADデータ比較機能を用いれば、データ変換によるトラブルを未然に防ぐことや、製造工程におけるプロセス間や企業間の円滑な連携が可能になるという。

EX7.0は新たに、2つのCADデータに含まれる寸法・注記・記号などの製品製造情報(PMI)、または製品仕様・加工情報などの属性情報を比較し、その差異をレポートとして出力する機能を搭載。これによりユーザーは、プロセス間でCADデータに加わった変更箇所を正確に把握できるようになった。

比較結果のレポートは、3D PDF形式やHTML形式で出力可能で、いずれも特別なツールがなくても閲覧できる。特に3D PDFは、3Dデータを閲覧するための手軽なフォーマットとして欧米の製造業で積極的に活用されているという。そのため、EX7.0では企業間での情報共有が容易だ。

他にもEX7.0は、CADデータの変換機能を強化するため、欧米の自動車業界や航空業界で標準フォーマットとして扱われているSTEP AP242 BOM(Business Object Model)XMLに対応した。

なおエリジオンは、大規模なシステムを構築せずにASFALISのCADデータ変換機能を使用できるインターフェース「ASFALIS DirectTranslator」も開発した。同インターフェースでは、変換するファイルをWindowsのエクスプローラ上で選択してから右クリックするだけで、ASFALISのデータ変換を実行できる。

また同社は、CATIA V5、Creo、NX、SOLIDWORKSのCADソフトウェアと連携するASFALIS DirectTranslatorのプラグインも提供するとしている。

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