Keysight、SIとPI用の電磁界解析ソリューションを発売へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

米Keysight Technologiesは2016年1月28日、シグナルインテグリティ(SI)およびパワーインテグリティ(PI)に取り組むエンジニア向けに、Advanced Design System用の電磁界解析ソリューション「SIPro」と「PIPro」を2月に販売開始すると発表した。

SIProはコンポジットEMテクノロジーの採用により、高速信号伝送プリント基板(PCB)の設計に必要な解析速度と解析規模へ対応したほか、20 GHzを超える周波帯域までの解析を可能にした。少ないメモリで短時間に、有限要素法シミュレーションと同等の解析結果が得られるという。

PIProは、3つのPI専用シミュレーションエンジン「DC IRドロップ」「電源供給ネットワーク(PDN)のインピーダンス」「電源プレーン共振」を搭載。DC IRドロップは、PDN内の各ビア、ピン、シンク、電圧レギュレーターモジュールのDC電圧/電流テーブルを取得できるため、電流をシンクするICのピンにおけるDC電圧を予測するのに役立つ。また、電源/グランドプレーンの電圧、電流密度、消費電力を表示することで、デザインの問題点を簡単に特定するのに貢献する。

PDNインピーダンスは、デカップリングキャパシタを接続してPDNの周波数を計算。 電源プレーン共振は、レイアウトの自己共振周波数を特定して共振の発生源を解明しやすくする。

SIProとPIProの解析環境は、3次元ビューワーを備える。そのため、設計者は電磁界解析前に解析対象のネットを確認できるほか、解析後にはフィールドデータを3次元で表示できる。解析設定は、ネット・ドリブンで実施でき、設計者が解析したいネットを選択するだけ。 シミュレーション前にレイアウトを手動で編集・操作する作業は不要で、設計者は簡単な手順でレイアウトから結果が得られる。

SIProとPIProを利用した設計フローでは、プリント基板の電磁界解析データをADSのチャネル、DDRバス、トランジェント・シミュレーションで利用できるように回路図を自動的に生成する。 設計者は、これらのシミュレーションエンジンでSI解析(BER等高線測定など)を実行することで、規格に準拠したコンプライアンス・テスト・ベンチを使ってデザインを検証できる。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

fabcross
meitec
next
ページ上部へ戻る