米Synopsys、アナログ回路の検証環境を各種シュミレータに標準装備

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米Synopsysは2016年2月4日、同社提供の各種シミュレータにシミュレーション管理 / 結果解析のための検証環境を標準機能として搭載すると発表した。同検証環境は検証の高速化により、アナログ回路検証の生産性を大幅に向上させるという。

先端ノードのデザインは、幅広い電圧レンジ、使用条件、動作モードに対応する必要がある。また、様々な条件下での回路の正常動作を検証するためには、数千回にもおよぶシミュレーションを実行した上で大量の検証結果を解析しなければならない。

Synopsysの検証環境は、GUIベースのトランジスタレベル・シミュレーション / 解析環境で、こうした複雑な検証作業に対応するために開発された。同検証環境の提供は、シノプシスの回路シミュレータ「HSPICE」「FineSim」「CustomSim」の2016.03バージョンから開始する予定。シノプシスの各種回路シミュレータに組み込んだ状態で提供するため、サードパーティー製のアナログ検証環境は不要だ。

検証環境の主な機能には、「SPICE、Verilog、DSPF を直接読み込めるネットリスト・ベースの検証フロー」「シミュレーション条件(温度、電圧など)のセットアップと、それらの条件を組み合わせたシミュレーションの自動実行ならびにモンテカルロ解析 」「バッチモード・シミュレーションのための先進のジョブ分散 / モニタリング機能」「シノプシスのグラフィカル波形ビューワCustom WaveViewとの統合による高度な波形解析」がある。

他にも、「業界標準のTCLスクリプトによるリグレッション・テストの自動化」「ネットリストベースのナビゲーション、クロス・プロービング、シンタックス・チェックのための、各種言語に応じたテキスト・エディット機能」「 チャート出力、統計解析、ヒストグラム、統計分布図などの検証結果ビジュアル化 / データマイニング機能」「Web表示のためのHTMLベースのドキュメント化をはじめとする詳細なレポート生成機能 」が用意されている。

なお、サムスンのSystem LSI Business部門は、FineSim に搭載の検証環境を評価した結果、アナログ設計プロジェクトでの採用を決めたという。

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