パナソニック、反り量1/4、耐水、耐薬品性強化のレーザー溶着用PBT樹脂成形材料を製品化

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パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2016年2月12日、「レーザー溶着用ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂成形材料」の量産を2016年3月から開始すると発表した。

同PBT樹脂成形材料は、レーザー光を高効率で透過するアロイ化技術により、レーザー光透過率がパナソニック従来品の50%から72%に向上している。その結果、低出力でのレーザー溶着による高強度溶着が可能となり、従来の接着工法で必要な塗布工程や乾燥工程、ゴムパッキンなどの部材が不要なほどに気密性が高まった。高温高湿試験や温度サイクル試験後に水中で3気圧のエアー加圧した場合でも、空気漏れはなかったという。

また、ガラス繊維をランダム配向させて反りを抑制する材料改質技術により、反りやすい射出成形方法でも成形品の反り量を、パナソニック従来品の1/4である0.5mm以下に抑えた。これにより、レーザー溶着部品面の溶着強度を均一に保持することができ、安定した品質性能を確保できる。さらに、従来の円や四角形といった対称的なパターンに加え、他の加工方法では困難であった非対称的な形状や凸凹などの三次元的に複雑な加工にも対応し、設計自由度も増した。

また、加水分解反応を防止できる樹脂改質技術により、耐水性、耐薬品性も強化した。車載用途に要求される耐水性試験にも適合しており、高温高湿試験後の引張強度保持率は、パナソニック従来品の50%を上回る94%に向上している。7mmの小型スイッチ部品から100mmの大型部品まで対応可能で、エンジンルーム内でも使用できるという。

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