オン・セミコンダクターが13メガピクセルCMOSイメージセンサを発表

米ON Semiconductorの日本法人であるオン・セミコンダクターは2016年2月25日、13メガピクセルCMOSイメージセンサ「AR1337」を発表した。用途には、スマートフォンやタブレットなどを想定している。

同センサは、裏面照射型で1/3.2インチのデバイス。SuperPD位相差検出式オートフォーカス(PDAF)ピクセル技術により、25ルクス未満の暗い照明でも300ミリ秒以下のオートフォーカス・スピードを実現。オンチップPDAF処理を利用することで、スマートフォンのプラットフォームへの統合を簡略化した。

AR1337は、4208×3120ピクセル構成でアクティブピクセル配列を備える。オン・セミコンダクター独自の1.1μmピクセル技術を土台とし、高クラスの信号雑音比で鮮やかでリアルな画質を実現。量子効率は最大82%に達し、先端の感度を備えるという。センサ・アーキテクチャは、鮮明でシャープな画像を得るために低ノイズ設計が施されている。

最大で毎秒30フレーム(fps)の速度で最大解像度を生み出せ、30fpsの4Kビデオや60fpsの1080P−FullHDを含め、多くのビデオモードをサポート。さらに、カメラの同期制御により、デュアルカメラのビデオキャプチャが可能だ。

オン・セミコンダクターは、AR1337をベアダイ型式でサンプル出荷中。2016年第2四半期には量産を開始するとしている。

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