卓上サイズで1万戸の電力を賄える超臨界流体タービン――GEが試験中

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GE Global Researchが、机に載る大きさで1万戸程度の電力を賄える超臨界流体タービンを試験中だ。GE REPORTSなど、複数の海外メディアが報じている。

このタービンは、超臨界二酸化炭素で動く。超臨界二酸化炭素は、超高圧、700℃以下で液体でも気体でもない状態にある流体だ。

小型でありながら短時間で起動/停止できるのがこのタービンの特徴。大きさは同程度の出力の蒸気タービンに比べて10分の1、起動時間は蒸気タービンの30分に対し1~2分だとうたっている。

また、超臨界二酸化炭素は圧縮が容易で熱伝導率が高いため、蒸気タービンのエネルギー変換効率(40%台)より高い変換効率を達成することが可能だという。

プロトタイプの出力は10メガワットだが、GEはこれを33メガワットまで引き上げる計画だ。

この技術は、グリッドストレージにすぐにでも応用できるという。グリッドストレージとは、電力の需給を調整するために送配電網に設置される蓄電装置/設備のこと。GEは、大規模な蓄電設備を用意する替わりに、太陽光、原子力、火力で発生する熱を溶融塩を使って蓄熱し、その熱を使ってこのタービンを駆動して発電する考えだという。GEで同プロジェクトに携わるエンジニアのDoug Hofer氏は、この方が大規模バッテリーに比べ、経済的に優れていると述べている。

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