NTNが高強度の焼結合金を開発、密度7.6g/㎤以上と疲れ強さ660MPa以上を達成

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NTNは2016年6月27日、密度7.6g/㎤以上と疲れ強さ660MPa(最大応力1467MPa)以上を達成した高強度の焼結合金を発表した。従来、歯車、カム、ブッシュなどへの焼結合金の採用は限定的だったが、今回開発した焼結合金はこれらの機械部品にも幅広く適用できるという。

焼結合金は、切削加工せずに複雑な形状の部品を低価格で大量に生産できるため、自動車分野などで採用されている。しかし、従来の焼結合金製部品は内部に空孔が存在するため、溶製鋼から切削加工で製造する部品(一般鋼材品)に比べて信頼性や疲労特性が劣り、適用範囲が限定されていた。

NTNは今回、独自の熱処理プロセスを採用し、焼結合金の歯元疲れ強さを従来比1.9倍に高め、一般鋼材品並みの660MPa以上に向上させた。また、歯車の歯面強さの指標となる面圧強さも、従来比1.4倍となる2.3GPa以上に引き上げた。

同社は今後、今回開発した焼結合金を機械部品へ適用するだけでなく、樹脂部品や磁性部品と複合化したユニット・モジュール商品へも適用していくとしている。

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