5月の半導体世界売上高、対前月比で微増も対前年同月比は7.7%の大幅減

米Semiconductor Industry Association(SIA)は2016年7月5日、5月の世界半導体売上高が259億5000万ドル(3カ月の移動平均、以下同)だったと発表した。対前月比では0.4%増で、前月の減少から微増に転じたが、対前年同月比では7.7%の大幅減となった。

対前月比での全世界的な売り上げは、中国の3.1%の成長に支えられて比較的安定していた。SIAのCEOであるJohn Neuffer氏は、対前月比売り上げがこの6カ月で最大の上昇を記録した一方で、全体的状況は軟調な需要とマクロ経済の状態のためになお沈滞したままだとし、その中で、5月はアナログ製品の売り上げが対前月比、対前年同月比とも増加して明るさがあったとしている。

地域別にみると、対前月比売り上げは中国が3.1%増であったが、それ以外の地域はアメリカで0.1%減、ヨーロッパ0.8%減、アジア太平洋/その他0.8%減、日本1.8%減と、いずれもわずかに減少となった。

また対前年同月比売り上げでは、日本が0.4%増えたが、他地域は中国0.5%減、ヨーロッパ8.8%減、アジア太平洋/その他11.5%減、アメリカ15.0%減といずれも減少している。

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