JFEスチール、独ティッセン・クルップ・スチール・ヨーロッパと自動車部品用鋼板形技術のクロスライセンス契約を締結

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JFEスチール(JFE)は2016年8月23日、独ティッセン・クルップ・スチール・ヨーロッパ(tkSE)と、ハイテン材を含めた自動車部品用鋼板の新成形技術のクロスライセンス契約を締結したと発表した。

JFEが開発した成形技術「CP-F」(Closed Profile-Forming)とtkSEが開発した成形技術「T3」(thyssenkrupp Tailored Tubes)の組み合わせによる新しい成形技術を、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーに対してグローバル規模で提案していく。

自動車の骨格部品はプレス成形した2枚の鋼板を、溶接部位(フランジ)でスポット溶接して製造するのが一般的だが、今回両社が開発した新しい技術では、フランジを省略した部品を1枚の鋼板から成形して製造できる。剛性、衝突安全性を維持しつつ、部品重量の10%以上を占めるフランジを省略することによって軽量化を実現する。

両社はこれまで独自にフランジレス部品の成形技術を開発してきた。JFEが2010年に開発したCP-Fは、汎用プレス機で成形できるという特徴を持っているが、長手方向に曲がった部品の成形では、寸法精度の安定性に課題がある。tkSEが開発したT3は、フレキシブルマンドレルという特殊な金型を使用し、長手方向に曲がった部品でも高い部品精度を確保できる。

今回のクロスライセンスにより、フロントピラーなど長手方向に曲がった軽量で高精度のフランジレス部品を、汎用プレス機で安定して量産できる成形技術を提供することができるようになった。

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