アウディ、400hpの5気筒エンジン「2.5TFSI」搭載の新車「Audi RS 3 Sportback」を披露

アウディは2017年3月3日、同月7日から開催されるジュネーブ国際モーターショーに新型「Audi RS 3 Sportback」を出品すると発表した。Audi RS 3 Sportbackの注文受付は、2017年4月からヨーロッパ地域で開始される。販売開始は2017年8月となり、ベースプライスは5万4600ユーロだ。

アウディによると、Audi RS 3 Sportbackの性能を支えているのは、世界一パワフルな量産車用5気筒エンジン「2.5TFSI」だという。同エンジンは、先代ユニットより33hp高い294kW(400hp)のパワーを発生する一方で、アルミ合金製のクランクケースの採用などにより、重量を26kgも削減している。

最大トルクは480Nmで、1700rpmという低回転から発生し、そのまま5850rpmまで維持される。このため、Audi RS 3 Sportbackは0-100kmをわずか4.1秒で加速できる。最高速度は電子制御により通常250km/hに制限されているが、オプションで280km/hまで引き上げることが可能だ。

2.5TFSIは理想的な混合気を生成するために、インテークマニフォールドと燃焼室の両方に噴射装置を備えたデュアルインジェクションを採用。一方で、排気側にもアウディバルブリフトシステムを採用し、スロットル開度やエンジンスピードに応じてバルブが開く時間をコントロールして、低~中間負荷領域では燃料消費を抑えつつ、全負荷領域ではパワーとレスポンスを高めた。

その結果、Audi RS 3 Sportbackは新欧州ドライビングサイクル(NEDC)で、100km走行あたり8.3Lという優れた燃費効率を達成した。これは、CO2排出量に換算すると189g/kmに相当する。

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