東芝メディカル、慶應大と共同で全身用320列面検出器型の立位/座位CTを開発

東芝メディカルシステムズは2017年5月2日、慶應義塾大学と共同で全身用320列面検出器型の立位/座位CTを開発したと発表した。同社によると世界初だという。

同社では、2007年に160mm幅を1回転0.35秒で撮影可能なエリアディテクターCT「Aquilion ONE」を開発。その後回転スピードの高速化や被ばく低減などの改良を行ってきた。今回開発した全身用320列面検出器型の立位/座位CTにはその最新のエリアディテクターCT技術が用いられている。

さらに、装置左右のスタンド部分に内蔵する高剛性かつ高精度の駆動機構を開発したことで、画質に影響を及ぼす振動を従来の臥位CT以下に抑えて、スキャナー自体を上下に駆動させながら全身を撮影できるようにした。

今後は、2017年5月以降に臨床研究が開始される予定だ。

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