冨士色素、アルミニウム-空気電池の副生成物抑制に成功。二次電池化に目処

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新型アルミニウムー空気電池:コインセル試作品

富士色素は2017年6月6日、アルミニウム-空気電池の空気極側においても、水酸化アルミニウムや酸化アルミニウムなどの副生成物が抑制できることを発見したと発表した。

アルミニウム-空気電池は、電池容量が大きく材料費が安価な上、安定的に動作するという特徴がある。しかし、空気極における水酸化アルミニウムや酸化アルミニウムなどの副生成物の蓄積を抑制できなかったために、二次電池に利用するのが難しかった。

今回の研究では、電解液にイオン液体系のものを、負極にアルミニウム、空気極に非酸化物セラミック材料の窒化チタン、炭化チタンを用いた。これにより負極だけではなく空気極でも水酸化アルミニウムや酸化アルミニウムなどの副生成物の生成を抑制できた。同社によると、空気極での副生成物の抑制は世界初であり、アルミニウムー空気電池の二電池化に目処がついたという。

これまで二次電池はニッケル水素電池やリチウムイオン電池などが主に用いられてきたが、電池容量が小さいために大量の電池を搭載しなければならなかったり、爆発や燃焼の危険性があるという課題があった。アルミニウムー空気電池はリチウム電池と比べて理論上40倍の電池容量があり、しかも安定しているために爆発や燃焼の危険性が少ない。また、さらに材料費が安いという特徴を持つ。

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