アウディジャパン、オープントップモデルAudi R8 Spyderの新型を発売

アウディジャパンは、2017年3月28日にフルモデルチェンジを発表したフラッグシップスポーツモデルAudi R8のオープントップモデルAudi R8 Spyderの販売を、同年6月6日から開始した。全国のAudi Sport店(26店舗)を通じて販売される。

第2世代となる新型R8 Spyderは、90度のバンク角を持つ自然吸気V10 5.2ℓのFSIエンジンを搭載。最高出力は540PSで、オープントップの状態でも、100km/hまで3.6秒で到達する瞬発力と、318km/hの最高速を発揮する。直噴とポート噴射を切り替えるデュアルインジェクションにより、低回転から8700回転の最高許容回転まで、高性能と高効率を両立させている。強い横Gが続く状況でも安定した潤滑を実現するドライサンプなど、レーシングカー譲りのメカニズムも搭載する。

動力は7速のSトロニック・トランスミッションを介して、Audi R8のために新開発された4WDシステムquattroに伝達される。quattroは、従来のビスカスカップリングに代えて、フロントに電子制御油圧多板クラッチを、リヤに機械式ディファレンシャルロックを採用。後輪駆動を基本に、状況により前後輪への駆動力配分を制御し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能だ。4輪の独立したブレーキ制御も併用する。

また、低負荷時にエンジンの片バンクを休止させるシリンダーオンデマンド(COD)や、アクセルペダルをオフにしたときにエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードにより、燃費性能を高めた。

フレームにはアルミとカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を組み合わせた総重量208kgと軽量の新世代アウディスペースフレーム(ASF)を採用。ねじれ剛性は先代モデルと比べ50%改善されている。

クロス製の油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れ、50km/h以下なら走行中でも約20秒で開閉できる。インテリアは「モノポストデザイン」により各操作がドライバー中心に設計され、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーター、ナビゲーションシステムなど様々な情報を表示できるアウディバーチャルコックピットを標準装備している。

製造は、AUDI AGのネッカーズルム工場近くに新設されたベーリンガーホフ(Böllinger Höfe)専用工場で手作りされている。車両本体価格は2618万円(税込)。

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プレスリリース
Audi R8 Spyder|アウディジャパン

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