ヤマハ、新スペックエンジン搭載の「YZ450F」などモトクロス競技用新モデルを発売

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YZ450Fの新エンジン

ヤマハ発動機は2017年6月13日、84〜449cm3の排気量を揃えたモトクロス競技用モデル「YZシリーズ」の2018年国内仕様6機種を8月30日に発売すると発表、予約受付を開始した。トップエンドモデル「YZ450F」は新スペックエンジン、新設計フレームを採用している。

YZ450F

YZ450F

排気量449cm3の最上位モデルYZ450Fは、パワー感、操作性などを向上させたパワーユニットを搭載した。エンジンは吸気ポートを新設計するとともに、新燃焼室を採用して12.8:1の高圧縮比を実現。新作の軽量アルミ鍛造ピストンは、天面部リブ形状をチューニングして強度を保ちながら質量を低減し、ピストンピンはDLCコートによりフリクションロス低減を図っている。カムプロフィールは吸排ともハイリフト化してバルブタイミングを最適化し、FIセッティングとの統合で優れた性能を引き出している。また、プレッシャープレートやクラッチプレート、トランスミッションにも改良を加えている。

フレームには新設計のバイラテラルビーム・フレームを採用。タンクレールをストレート化してテンションパイプ配置を最適化した。縦/横/捻れ剛性値は平均約15%向上し、またエンジン搭載角の後傾8.2度から6.2度への変更、懸架位置変更、懸架ブラケット最適化により、ギャップ走破性や旋回性、操縦安定性を向上させた。サスペンションの仕様も最適化が図られ、フロントフォークのシリンダー径を24㎜から25㎜に拡大しオイル流量をアップ。ミッドスピードバルブには、微量のオイル流量にも対応するリーフスプリングを新たに採用して良好な減衰感をもたらしている。その他リアのショックアブソーバーの軽量化やサブタンク容量の増量が図られている。
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さらに、レース中での始動、再始動を容易にするため、同社初となる軽量リチウムイオンバッテリーを電源とするセルフスターターを採用した。小型設計のトルクリミッターをプライマリーギアにオフセット配置する独自設計により、スターター装着ながらクランクケースは従来と同サイズとなっている。また、無料の専用アプリをダウンロードしたスマートフォンできめ細かいエンジンセッティングができる新パワーチューナーを搭載し、セッティングの精度も向上させた。レースログや故障診断コードの表示、リアルタイム車両状況チェックや、作成したマップやレースログをユーザー同士でシェアできる機能も搭載している。

YZ450Fの価格は101万5200円(税込)。YZシリーズ各モデルとも、「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」において、2017年6月13日から12月10日の期間限定で予約の受付を行い販売される。シリーズ合計で500台の国内販売を計画している。

なお、YZシリーズ各モデルはモトクロス競技用で、道路の走行はできない。

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