新型「Audi A8」、道路状況や衝突を検知し能動的に動作するサスペンションを採用

Active suspension - system overview

アウディジャパンは2017年6月23日、新型「Audi A8」にフルアクティブサスペンションを採用すると発表した。

今回開発されたアクティブサスペンションは、完全アクティブ制御のエレクトロメカニカルサスペンションシステム。個々のホイールを独立制御可能だ。各ホイールには、48Vの主電源システムから電力を供給する。

同システムは、フロントカメラにより道路前方の凹凸を事前に検知し、適切なストローク幅、適切なタイミングでサスペンションを制御。カメラは路面情報を1秒間に18回取得し、一連のプロセスを千分の数秒のうちに実行する。事実上、揺れや振動を完璧に解消できるとうたい、コーナリング中のロールや、制動/加速時のピッチングも抑制できると説明している。

アクティブサスペンションと、アウディプレセンス360°、セーフティシステムを組み合わせることで、セーフティ機能も強化できる。時速25km以上での側面衝突が避けられないと判断すると、サスペンションのアクチュエーターを稼働させて0.5秒以内に衝撃を受ける側のボディを最大80mm持ち上げる。結果として、より高強度の部分で衝撃を受けることが可能になり、ボディを持ち上げない場合と比べて乗員への負荷が最大50%低減できるという。

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