製造業エンジニア、77.0%は「技術職として生涯働きたい」

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~技術職を選んだ理由、30代以上は「好き」「憧れ」、20代は「手に職」「安定」が動機に~

ポイント

  • 「手に職」「安定」で技術職を選んだ若手、「好き」「憧れ」で選んだ先輩エンジニア
  • 希望する製品・サービス分野は「自動車」「半導体」「IoT」
  • 20代社会人、2人に1人が働けるのは「60歳まで」と考えていた
  • 技術職で生涯働き続けるために必要なのは「最新技術への興味」「柔軟性」

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、「新社会人・若手社会人の意識調査」を実施しました。

最終回となる今回は、キャリア観に関して、技術系職種に就いた20代の新社会人・若手社会人と製造業エンジニアとして働く30歳以上の先輩社会人を比較したレポートを紹介します。

さまざまな職業がある中で、技術職として働くことを選んだ人たちがいます。「技術で食っていく」ことを選んだ人たちは、どんなきっかけがあって現在の職業で働くようになったのでしょうか。

技術職として働いている人たちは、現在の業務内容に満足しているのか、何歳まで働きたいと考えているのか、皆さんのキャリア観について調べてみました。

調査結果サマリー

「手に職」「安定」で技術職を選んだ若手、「好き」「憧れ」で選んだ先輩エンジニア

技術職を目指したきっかけは何だったのだろうか。若手と先輩とに自由回答形式で聞いてみた。

その結果、先輩(有効回答数:98人)では「子供のころ電子工作が好きだった」「モノづくりに憧れた」など、「好き」「憧れ」といった動機で技術職を目指した人が47.9%を占めていた。一方、若手(有効回答数:91人)では「好き」「憧れ」といった理由を挙げた割合は19.8%にとどまった。

逆に若手の回答で目立ったのが「手に職をつけたかった」「安定性がある」といった動機で、14.2%を占めた。先輩で「手に職」「安定性」を挙げたのは5.1%に過ぎなかった。

技術職を目指したきっかけとして寄せられた主な回答(自由回答)は、次のとおりだった。

【学校で理系が得意だった/専攻していた】
・大学で理系だった(先輩)
・理系が好きだった(先輩)
・中高生時代に理数系科目が得意だった(先輩)
・もともと高校が機械科だった(若手)
・大学などで学んだことを活かしたかった(若手)
・高校の時に、化学の先生が面白くて化学を好きになったこと。そのまま大学も化学系に進んだので、化学を生かせる技術系に勤めた(若手)

【ものづくりが好きだった】
・機械いじりや電気系統が好きだったから(先輩)
・子供のころ電子工作が好きだった(先輩)
・父親がアマチュア無線をやっていて、物心つく前から電子機器や電子部品が身近にたくさんあったがこと影響している。子どもの頃、ソニーの製品に強く心を惹かれて、作る側になりたいと思った(先輩)
・中学生の技術でパソコンを使い、Basicでプログラミングしたのが楽しかった(先輩)
・機械系が好きだから(若手)
・自分で設計してものづくりをしてみたいと思った(若手)

【将来性/安定性/待遇に惹かれた】
・安定していて、転職もしやすそうだから(先輩)
・給料良さそうだったから(若手)
・専門知識を持っていることで手に職をつけられると思った(若手)
・転職に困らないので(若手)
・安定性がある(若手)

【その他】
・たまたま、就職した会社の配属先だった(先輩)
・営業は向いてないと思った(先輩)
・貧乏な家で育ち、いちばん学費が安い高校を選んだのが技術系だった。その延長に、結果として今の職種がある(先輩)
・オンリーワンになりたかった(若手)
・技術系職種を目指していたわけではないです。合同説明会でみた、会社の雰囲気に惹かれたので、今の会社に決めました(若手)
・目指してはないけれど、配属先がそうなったからやらざるをえなかった(若手)

希望する製品・サービス分野は「自動車」「半導体」「IoT」

・技術職として働く回答者たちは、どんな業務を希望しているのだろうか。まずは「製品・サービス分野」を調べると、先輩社会人(有効回答数:99人)からの回答が最も多かったのは「自動車」関連が7人、次いで「IoT」「半導体」関連が3人となった。
一方、新社会人・若手社会人(有効回答数:89人)からは「自動車」関連が4人だったが、それ以外には3人以上が希望する製品・サービス分野はなかった。

・続いて希望する「業務内容」を質問した結果は次のとおり。業務経験を積んでいる分、先輩社会人の方が「開発マネジメント/管理業務」(新社会人・若手社会人:10.0%、先輩社会人:15.0%)を希望する割合がやや高く、「答えられない」(新社会人・若手社会人:26.0%、先輩社会人:11.0%)とした回答者は少なかった。

20代社会人、2人に1人が働けるのは「60歳まで」と考えていた

・「何歳まで働けると思うか」と尋ねた設問では、先輩は60歳以上との回答が66.0%を占めたが、若手では33.0%に過ぎなかった。

・「技術系職種として、生涯働き続けたいか」という質問に対しては、「はい」と答えた先輩は77.0%、若手は57.0%だった。

技術職で生涯働き続けるために必要なのは「最新技術への興味」「柔軟性」

技術系職種として生涯働き続けるために必要なことは何だろうか。自由回答形式で寄せられた主な回答は次のとおりだった。

【最新技術への興味】
・新技術情報の理解、現在の業務を地道にこなす力の維持(先輩)
・新しいスキルを絶えず身につける(先輩)
・最新技術トレンドに敏感でいること(先輩)
・常に新しい技術を吸収しようという姿勢、また積極的に新しい情報を得ようとする姿勢(先輩)
・常に新しい知識や技術を身につけること(若手)

【柔軟性】
・柔らかい頭と好奇心(先輩)
・技術の知識、経験思考の柔軟性(先輩)
・過去のやり方に囚われない(先輩)

【その他】
・一つを極めるつもりでやる(先輩)
・手を動かすことを苦に思わない(先輩)
・技術系職種に限らないが、プライベートも充実できるようにする。家族のために頑張る(若手)

調査概要

調査方法:ネットリサーチ
期間:2017年6月27日~7月3日
対象:
入社1~3年目の若手社会人 技術系職種:100人
30歳以上の先輩社会人 製造業エンジニア:100人

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