デンソー、レクサス新型LSに搭載される画像センサーとミリ波レーダーを開発

ステレオ画像センサー

デンソーは2017年7月26日、障害物検知や白線認識など安全性能向上のための製品として、新型のステレオ画像センサーおよびミリ波レーダーを開発したと発表した。2017年秋以降に発売されるレクサス新型「LS」に搭載される。

今回開発されたステレオ画像センサーは、デンスステレオマッチング技術と呼ばれる、3Dによる画像処理技術を採用している。これにより、歩行者や車両、ガードレールなど、形状が異なる様々な障害物の検出に加え、車両が走行可能な路面(フリースペース)を検出できる。これにより、緊急時の自動ブレーキとともに、操舵制御によって障害物を回避する。またカメラを高性能化し、夜間の歩行者認識を可能にしている。

ミリ波レーダー

またミリ波レーダーは、歩行者検知性能の向上と小型化の両立させた。レーダーから照射される電波の照射回数を増やすことで検知感度を向上させており、これは特に、車両前方を横切る歩行者の検知性能の向上に寄与している。さらに、レーダーの照射角度を拡大して、これまで必要とされていた照射角度調整のためのメカ機構をなくし、従来品に比べ体積を約6割小型化して搭載性を向上させている。

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