固体酸化物形燃料電池とマイクロガスタービンによる複合発電システムを販売開始

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三菱日立パワーシステムズは2017年8月9日、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)とマイクロガスタービン(MGT)の組み合わせによる加圧型複合発電システム(ハイブリッドシステム)の販売を開始したと発表した。分散型電源やコージェネレーション(熱電併給)システム用途に広い産業分野からの受注を目指す。

同システムは、900℃の高温で作動するセラミックス製SOFCとMGTの両方で発電する。SOFC燃料側は改質器を経ずに都市ガスをそのまま利用し、空気側ではMGTの圧縮機からの空気を利用。SOFC内部で都市ガスを改質して取り出す水素や一酸化炭素と、空気中の酸素を反応させて直接電力を発生させる。加圧により電圧が増大する加圧型SOFCの特性により発電効率を向上させている。

さらに、SOFC燃料側出口の残燃料と空気側出口の残空気を燃焼器で燃焼させ、高温のガスでMGTタービンを駆動することで、システムの効率を高めた。また、コージェネレーションシステムでは、さらに残りの熱を蒸気または温水として回収する。

発電の仕組み

同社では、2016年度まで、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業により250kW級のハイブリッドシステムの実証を行ってきた。国内4か所に実証機を設置し、耐久性の検証、実負荷環境として起動停止試験や負荷変化試験などの試験を行い、安定稼働を確認。その結果を今回のモデルに反映させている。

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