常伝導磁石で41.4テスラの世界最高記録を達成――米強磁場研究所

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アメリカの強磁場研究所(MagLab)が2017年8月21日に、新しく開発した強力な常伝導磁石で世界最高記録となる41.4テスラの磁場を作ることに成功した。

中国の研究グループが達成した38.5テスラという従来の世界記録を大きく上回り、MagLabは3年ぶりに世界一の座に返り咲いた。MagLabは2014年に19年間保持してきた世界一の座を奪われて以来、世界最高の磁場を達成することをモチベーションに研究を進めていたそうだ。

開発した常伝導磁石は従来の原理で動くが、単純に装置を大きくしたわけではない。研究チームは過去の設計技術と同研究所が所有する他のユニークな磁石の開発経験を生かし、直流電流の最大出力値が大きくなるように開発を進めた。同時にコイル材料も所内で再利用し、コストダウンにも成功している。

この41.1テスラの強磁場常伝導磁石はハイブリッド磁石よりも使い勝手が良く、実験に使っても磁場と極性を簡単に調整できるという。2017年9月から研究利用が可能だ。

関連リンク

National MagLab achieves new world record with strongest resistive magnet

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