アウディ、同社市販モデル初の後輪駆動採用の「Audi R8 V10 RWS」発表

V10 5.2 FSI quattro

独アウディは2017年9月12日、同社の市販モデルでは初となる後輪駆動を採用した新モデル「Audi R8 V10 RWS」を発表した。CoupéとSpyderの両モデルが設定され、それぞれ999台の限定生産となる。

同モデルにミッドマウントされる自然吸気型のV10エンジン「V10 5.2 FSI」の最高出力は397kW(540hp)、最大トルクは540Nm/6,500rpmだ。Coupéモデルでの0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は320km/h。Spyderモデルではそれぞれ3.8秒、318km/h。NEDC複合モードでの燃費はCoupéが12.4L/100km、Spyderが12.6L/100kmとなる。

Coupéモデルの車両重量は1590kgで、プロペラシャフトなどの別コンポーネントが必要なAudi R8 V10 Coupeと比較して約50kg軽量化された。またSpyderモデルは1680kgで、Audi R8 V10 Coupeと比較して約40kg軽量化された。

前後アクスル間の重量配分は、Coupéが40.6:59.4、Spyderが40.4:59.6。シャシーとハンドリング特性は後輪駆動用に特別にチューンされた。

また、RWS専用のシャシーセッティングと制御プログラムにより、標準装備されるアウディドライブセレクトでdynamicモードを選択し、ESC(エレクトロニックスタビリゼーションコントロール)のモードをSportに設定することで、ドリフトコントロールを楽しむこともできる。限界に達すると、ESCが介入してドライバーをサポートするという。

ホイールは、5スポークのVデザイン採用のブラック仕上げの19インチ鋳造タイプが標準装備され、タイヤサイズは、フロントが245/35、リヤが295/35となっている。

ドイツおよびヨーロッパ各国で今秋から注文を受け付け、納品も今秋から開始される予定だ。ベース価格はAudi R8 V10 RWS Coupéが14万ユーロ、Audi R8 V10 RWS Spyderは15万3000ユーロ。

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