SKF、ペルーの銅鉱山で稼働するローラープレス用シール付き球面ころ軸受を提供

SKFヨーテボリ工場は2017年10月4日、ペルーの大規模な銅鉱山で稼働するローラープレス「Polysius Polycom 8」用のシール付き241/900球面ころ軸受を製造したと発表した。同球面ころ軸受は、内径900mm、外径1420mm、幅515mm、重さ3トンにおよび、同社として過去最大だという。

このシール付き球面ころ軸受が取り付けられるローラープレスは、砂漠地帯の銅鉱山という深刻な汚染のリスクがある環境で使用される。また、ローラープレスは、衝撃荷重を頻繁に受けるため、軸受の早期不具合のリスクが著しく大きい。

そのため、同製品のSKFのカスタム仕様のシールは、この汚染リスクを大幅に削減することで、軸受の実用寿命を少なくとも2倍に延ばすことを目指した。実際、これより小さい球面ころ軸受に使用されている同一デザインのシールは、シールのない開放型に比べて軸受の実用寿命を2倍以上に延ばすことに成功している。

さらに同社は、シール付きハウジング内にグリースをバリアとして封入し、SKFシール付きプレミアム球面ころ軸受を組み込んだ構成「スリーバリア軸受保護ソリューション」も用意。このソリューションを採用した場合、シールなし軸受の実用寿命の3~5倍まで寿命を延ばせるとしている。

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