三菱電機、次世代運転支援技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI4」を開発

EMIRAI4(外観)

三菱電機は2017年10月16日、次世代の運転支援技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI4(イーミライフォー)」を開発したと発表した。新開発のHMI(ヒューマンマシンインターフェース)技術やドライバーセンシング技術、ライティング技術などを搭載している。

EMIRAI4は、安心・安全・快適なスマートモビリティー時代のクルマ社会に向け、「電動化」、「自動運転」、「コネクテッド」の3分野での同社の開発成果を集約したコンセプトカー。

コックピットには各種の新しいHMI技術を搭載した。高精度3次元地図と高精度測位技術によるロケーターと、新開発のAR(拡張現実)対応HUD(ヘッドアップディスプレイ)を組み合わせ、濃霧や雪道などの環境下でも進むべき道路や車線をHUD上にAR表示する。また、タッチ操作に加え左右可動式のノブでも操作できる新開発のKnob-on-display(ノブオンディスプレイ)により、タッチ操作とノブ操作の長所を両立させるとともに、シンプルなレイアウトを実現。メーター表示部には、2つの液晶パネルとハーフミラーを用いて2種類の画像を重ねて表示する新開発のクロッシングディスプレイを搭載している。

EMIRAI4(車内)

安全運転を支援する広角カメラ型ドライバーモニタリングシステムを搭載し、広角カメラ1台で運転席・助手席搭乗者を同時にモニタリングする。運転者の顔の向きや視線情報などから脇見・居眠りなどの異変がないかを確認して自動運転から手動運転への切り替えをサポートし、またエアコンの温度設定など乗員の好みや状態に合わせた車室内空間を提供する。

さらに、他車・歩行者に運転意図・状態を知らせる新開発のライティング技術を用いた路面ライティングやボディライティングにより、事故防止やスムーズな交通に貢献する。

EMIRAI4は、10月27日〜11月5日に東京ビッグサイトで開催される「第45回東京モーターショー2017」に出展される。

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