子を持つ親には「給料」よりも大事なものがあると判明――米Flexjobs調べ

昨今、日本でもワークライフバランス(仕事と私生活のバランス)について議論されるようになってきた。100%仕事だけの人生を良しとしない風潮は強くなってきているように感じる。特に、子どもを持つ親は、働き方やワークライフバランスについて考える機会が多いのではないだろうか。

アメリカでは、子どもを持つ親のほとんどが、ワークライフバランスやフレキシブルな仕事のスタイルを重要視しているようだ。アメリカの求人情報サイト「Flexjobs」が2017年8月11日に、18歳以下の子どもと一緒に暮らす約2000人の親から回答を集めた仕事観に関するアンケート結果を発表した。

同調査では、どの仕事に就こうかと考える際に、「ワークライフバランス」を重要視すると回答した親が81%に達し、最も多くなった。次いで重要視する点として挙げられたのは、「自由に予定が調整できること」(76%)。3位につけた「給与」(72%)よりも、これら2点が重要視されていることが分かった。

さらに、子どもを持つ親の70%は、会社側がスケジュール面などで柔軟に対応してくれなかったことで「退職を考えたことがあるか退職したことがある」という。

では、子どもを持つ親が会社側に求める“柔軟な対応”とは、どのようなものなのだろうか。同調査では「完全なテレコミューティング」(83%)、「自由に予定を調整できること」(72%)が上位に入った。

フレキシブルな仕事を実現した場合のメリットも、同調査では紹介されている。

49%が「大いに生活が改善された」と回答し、他の49%も「ポジティブな影響があった」という。全体の86%が「ストレスが減った」と感じ、79%が「より健康になった」と考えている。また、87%が「無駄な出費が減った」と捉えている。

そして、フレキシブルに仕事ができる状況を従業員に提供することは、会社にとってもメリットがあると同アンケート結果から判明した。

フレキシブルな仕事のスタイルという選択肢を会社側が用意してくれる場合、82%の親が「より会社に忠誠心を感じる」と回答。77%は「同僚とより良い関係を築くことができる」と考え、24%は「1割の給与削減を引き換え条件にしてでも裁量性のテレコミューティングを希望する」としている。

フレキシブルな仕事環境を従業員に提供することは、モチベーションの向上や業務の円滑化など、さまざまな利点があるのだろう。今後ますます、在宅勤務などのフレキシブルな仕事のスタイルが広まっていくのかもしれない。

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