タムロン、シャッター不要の遠赤外線カメラモジュールを開発

タムロンは2017年11月1日、シャッター不要の遠赤外線カメラモジュールを開発したと発表した。

暗闇の中でも温度を感知して映像化できる遠赤外線カメラモジュールは、通常2分〜3分毎にメカニカルシャッターを切ってリファレンスデータを取得することで温度精度を保ち、映像を安定化させている。しかし、シャッター駆動時にシャッター音が発生し動画が途切れることに加え、メカニカルシャッター自体の耐久性の問題があった。

今回開発された製品は、温度変化時の温度再現性に優れたアモルファスシリコンを使用した遠赤外センサーを採用。同社の画像処理技術を融合させて、メカニカルシャッターによるキャリブレーションを必要としない「シャッターレス」の遠赤外線カメラモジュールとなっている。これにより、シャッター音が無く、動画の途切れがない「見守り」、「人感探知」、「温度異常検知」を可能にしている。

遠赤外線映像(照明なし)

画素は80×80Pixel、フレームレートは最大8.8fps、温度精度は±2℃(ターゲット)。画像出力にUART/SPI、制御I/FにUART/I2Cを備える。出力フォーマットは白黒映像、擬似カラー映像、温度データ。外形寸法は64.2×38.6×17.2mmとなっている。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る