ジェイテクト、「電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術」が「日本弁理士会会長賞および実施功績賞」を受賞

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ジェイテクトは2017年11月9日、同社の開発した「電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術」が、平成29年度近畿地方発明表彰の「日本弁理士会会長賞および実施功績賞」を受賞したと発表した。

電子制御4WDカップリングは、4WD車において電磁クラッチで必要に応じて適切な前後輪のトルク配分を行う駆動装置だ。通常走行ではカップリング内のクラッチの押し付けを行わず前輪駆動で走行し、雪道など滑りやすい路面で前輪がスリップする場合はクラッチを押し付けることで、適切なトルクを後輪へ伝達する。

電子制御4WDカップリングのクラッチは潤滑油下で摺動するため、潤滑油の粘度が増加する低温域では、クラッチを係合しない2WD走行時状況に引きずりトルクが増加する課題があった。一方、クラッチを係合する4WD走行時においても低温域では同様に伝達トルクが増大する。この温度環境によるトルク変化を改善することで、4WDの高い性能を維持したまま、4WD車の更なる低燃費化が期待できる。

同社が開発した電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術は、電磁クラッチの表面形状に着目したものだ。電磁クラッチのインナープレート表面にはクラウニングを付与し、アウタープレートでは微細溝ピッチを拡大した。加えて、クラッチ間に発生する潤滑油の動圧にも適値を見出した。これにより、クラッチ隙間の最適な制御や低温域でのトルク上昇の抑制ができ、走行安定性を向上しつつも駆動部品の軽量化による燃費改善を可能にした。

これらの技術が電子制御4WD自動車の低燃費化や環境負荷低減に期待できることが認められ、今回の受賞につながったとしている。

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