電池を使わないランボルギーニのスーパースポーツEV「Terzo Millennio」

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ランボルギーニは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で開催された「EmTech MIT」で、未来のスーパースポーツカーのコンセプトモデルを発表した。イタリア語で西暦2001年から3000年の三千年紀を意味する「Terzo Millennio(テルツォ・ミッレニオ)」と名付けられたこのスポーツカーは、電動モーターで走行するスーパースポーツEVだ。

Terzo Millennioは、MITの国際教育プログラムのひとつ「MIT-Italy Program」との共同プロジェクトで、リチウムイオンなどの充電池ではなくスーパーキャパシターを電源としている。

スーパーキャパシターは、蓄電量が極めて高いコンデンサー。一般的な二次電池に比べて内部抵抗が小さく、大電流での充放電が可能だ。ランボルギーニは、高い加速性能が求められるスーパーカーにはスーパーキャパシターが必要と考えている。Terzo Millennioでは高い電力密度を維持するため、ボディには炭素繊維をベースとした複合素材(CFK)をベースとしたパネルを使い、ナノ電荷を拡散させるナノ素材技術によりボディ全体をスーパーキャパシターとして蓄電するという。この技術にはカーボンファイバー構造の亀裂やその進展を検出できる自己ヘルス・モニタリングも含まれている。

Terzo Millennioでは、インホイールモーターによりホイール自体でトルクを発生させることで、ボディ設計自由度を高め、空力性能とデザイン性に優れたものにすることを目指している。今後の課題は、バネ下重量を抑えつつ、インホイールモーターで4WDスーパースポーツカーに必要な出力を得ることだとしている。

また同社は、EVのTerzo Millennioにも、ランボルギーニのトレードマークでもあるV型12気筒エンジンの代わりとなるサウンドが必要だという。抜本的な変革を伴うコンセプトカーだとしてもランボルギーニの文化をしっかりと踏襲すると、同社のこだわりを明らかにしている。

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