民間宇宙企業Rocket Lab、小型衛星用ロケット「Electron」打ち上げに初成功

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ニュージーランドの民間宇宙企業Rocket Labは2018年1月21日、小型ロケット「Electron」の2度目の試験を実施、2機の小型人工衛星CubeSatの軌道投入に成功した。

「Still Testing(まだ試験中)」と名付けられたElectronロケット2号機は、再点火が可能な新型液体推進エンジン「Curie」を装備したアポジキックステージを搭載し、軌道上を約40分間旋回して、人工衛星の軌道投入に成功した。

Electronは、全長17m、直径1.2mの2段式液体燃料ロケットだ。高度500kmのSSO(太陽同期軌道)に150kgのペイロードを投入する能力がある。アポジキックステージには、ペイロードの人工衛星を軌道へ投入するためのアポジキック用エンジンを搭載している。

同社CEOで創業者のピーター・ベック氏は、「これまで多くの小型衛星事業者は、限られたコストの中で最適な衛星軌道を選択しなければならないという妥協が必要だった」とし、「再点火により多数のペイロードを異なる軌道に投入できる新型アポジキックステージによって軌道の選択肢が増え、ライドシェア(複数の人工衛星の相乗り)には特に有利だ」と、Electronロケットが有利な点を説明している。

また、この新型キックステージは、ミッション完了後に環境負荷の低いグリーンプロペラントシステムを使って軌道を離脱するとし、特に地球周回軌道上で懸念される増加するスペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題にも対応しているという。

Electronロケットの初成功により、同社は2018年後半にも営業を開始できるだろうと伝えられている。

関連リンク

Rocket Lab successfully circularizes orbit with new Electron kick stage

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