専攻によって最大3倍以上の開き。就活に最も有利なのは「○○学系」と判明

~ 2018年卒は14.8件のエントリーシートを提出し、2.3件の内定・内々定を獲得 ~

ポイント

  • 2018年卒の新社会人、平均エントリーシート提出数は14.8件、内定・内々定数は2.3件
  • 平均ES提出数は、文系17.2件:理系10.6件。就活ではやはり理系が有利
  • 専攻別の内定率、「医学・薬学系」「教育学系」「工学系」が有利

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、2018年4月から新社会人となる22~24歳の学生290人(文系184人、理系106人)を対象に、「就職活動と労働観」に関するアンケート調査を行いました。

2018年3月1日、エントリーや企業説明会への参加など、本格的な就職活動が解禁されました。

ここ数年は好景気が続き、就職先を探す学生側が有利な“売り手市場”になっていると言われていますが、4月から新社会人となる2018年卒の学生たちは、どのような就職活動を送ったのでしょうか。文系・理系による就職活動の状況の違いについて調査してみました。

調査結果サマリー

2018年卒の新社会人、平均エントリーシート提出数は14.8件、内定・内々定数は2.3件

・2018年卒の学生に就職活動を振り返ってもらい、エントリーシート(ES)を提出した企業・団体数を聞いたところ、14.8件であることが分かった。内定・内々定を受けた数は2.3件となった。

平均ES提出数は、文系17.2件:理系10.6件。就活ではやはり理系が有利

・続いて学生の専攻を聞き、文系・理系に分けてES提出数と内定・内々定の数を集計した。
その結果、ES提出数の平均値は文系が17.2件であったのに対して、理系は10.6件。内定・内々定数は文系・理系ともに2.3件で変わらなかった。

専攻別の内定率、「医学・薬学系」「教育学系」「工学系」が有利

・さらに文系を「人文科学系」「社会科学系」「教育学系」へ、理系を「理学系」「工学系」「農学系」「医学・薬学系」へと細分化し、データを分析した。
すると、最も効率よく就職活動を終えられたのは「医学・薬学系」であることが分かり、平均ES提出数は4.9件、平均内定・内々定数は1.9件だった。ESを提出すれば、38.0%の確率で内定・内々定を獲得できた計算になる。
次いで効率よく就活できたのは、「教育学系」(平均ES提出数5.4件、平均内定・内々定数1.8件)。3位は「工学系」(平均ES提出数8.9件、平均内定・内々定数2.1件)だった。


調査方法:インターネットリサーチ
期間:2018年2月9日~16日
対象:2018年4月から新社会人となる学生 290名


–メディア関係の皆様へ—
本調査データは、ぜひ記事などでご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
Webサイトでご紹介いただく際は、本記事のURLにリンクを貼っていただけると幸いです。

専攻によって最大3倍以上の開き。就活に最も有利なのは「○○学系」と判明

グラフデータは当ページからダウンロードいただくか、より高画質のデータをご希望でしたら、お問い合わせページよりご連絡ください。
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