2018年の新社会人、「会社のために、自分を犠牲にしたくない」が「最初の企業で生涯働き」「地道なキャリアを歩みたい」

ポイント

  • ゼネラリスト志向(44.0%)の文系出身者、スペシャリスト志向(50.0%)の理系出身者
  • 「仕事のやりがい」(37.5%)よりも「給料」(42.5%)の方が大事
  • 「会社のために、自分を犠牲にしたくない」(56.0%)
  • 「転職を視野に」(39.0%)入れるより、最初の企業で「生涯働き続けたい」(43.5%)
  • 波乱万丈ではなく、「地道なキャリアを歩みたい」(66.5%)

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、2018年4月から新社会人となった22~24歳の若者200人(文系100人、理系100人)を対象に、「就職活動と労働観」に関するアンケート調査を行いました。

これまで2回にわたって、2018年4月から新社会人となった世代の就職活動の状況や、内定先への満足度、入社時の業種・職種などについて調査したレポートをご紹介してきました。

今回は、新社会人たちはどのような労働観・キャリア観を持って社会に飛び込んでくるのか、いくつか質問を投げかけてみた結果を取り上げていきます。

調査結果サマリー

ゼネラリスト志向(44.0%)の文系出身者、スペシャリスト志向(50.0%)の理系出身者

・これから歩むキャリアについて、どのような考え・希望を持っているのか、新社会人に聞いてみた。
まず質問したのは「幅広い分野のことが分かるゼネラリストを目指したい」か、「誰にも負けない専門性を持つスペシャリストを目指したい」か。全体では、「ゼネラリストを目指したい」が36.0%、「スペシャリストを目指したい」が45.0%。スペシャリスト志向の方が若干強かった。
専攻別に見ると、文系では「ゼネラリストを目指したい」という回答が44.0%を占め、理系では「スペシャリストを目指したい」が50.0%を占めた。

「仕事のやりがい」(37.5%)よりも「給料」(42.5%)の方が大事

・続いて、「給料よりも仕事のやりがいの方が大事」か、「仕事のやりがいよりも給料の方が大事」か、質問してみた。
全体では「給料の方が大事」が42.5%、「仕事のやりがいの方が大事」は37.5%だった。文系と理系とで大きな違いは見られなかった。

「会社のために、自分を犠牲にしたくない」(56.0%)

・新社会人には、会社のために「自分を犠牲にすることが必要なときもある」と考えているのだろうか、それとも「自分を犠牲にしたくない」と考えているのだろうか。
全体で見ると、「会社のために、自分を犠牲にしたくない」の方が多く、56.0%を占めた。

「転職を視野に」(39.0%)入れるより、最初の企業で「生涯働き続けたい」(43.5%)

・「終身雇用は崩壊する」とも言われるようになってきているが、新社会人の志向はどうなのだろうか。
全体では「最初に入社した企業で生涯働き続けたい」(43.5%)の方が、「転職を視野に入れてキャリアアップを図りたい」(39.0%)よりも多かった。
文系では「転職を視野」(43.0%)が終身雇用を希望の41.0%を上回ったが、理系では46.0%が「最初に入社した企業で生涯働き続けたい」を希望する結果となった。

波乱万丈ではなく、「地道なキャリアを歩みたい」(66.5%)

・最後に、「波乱万丈なキャリア」か「地道なキャリア」か、どちらを希望しているか聞いてみた。
その結果、66.5%が「地道なキャリアを歩みたい」と回答。「波乱万丈なキャリアを歩みたい」は17.0%にとどまった。


調査方法:インターネットリサーチ
期間:2018年2月26日~3月5日
対象:2018年4月から新社会人となる学生 200名(文系100名、理系100名)


–メディア関係の皆様へ—
本調査データは、ぜひ記事などでご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
Webサイトでご紹介いただく際は、本記事のURLにリンクを貼っていただけると幸いです。

2018年の新社会人、「会社のために、自分を犠牲にしたくない」が「最初の企業で生涯働き」「地道なキャリアを歩みたい」

グラフデータは当ページからダウンロードいただくか、より高画質のデータをご希望でしたら、お問い合わせページよりご連絡ください。
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