50%の消費電力で4倍の処理速度――7nmプロセスを使用したビットコインマイニング専用ASICチップ

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KAMIKAZEチップデザイン (表面)

TRIPLE-1は2018年4月11日、7nmプロセス技術を使った仮想通貨ビットコイン用のマイニング向けASICチップ「KAMIKAZE」をテープアウト(半導体製造工程における設計完了)したと発表した。2018年8月にサンプルチップ、同10月に量産チップを出荷予定で、2019年度には月産1000万個を目指す。

KAMIKAZEは、ブロックチェーン技術開発専門企業として2016年11月に設立されたTRIPLE-1の、初の製品。ビットコインなど仮想通貨のマイニングにおける莫大な電力消費が社会的に注目されるなか、開発にあたっては消費電力の低減に最も注力したという。

チップの製造は、7nmプロセス技術を有する台湾のTSMCが担当。7nmプロセスの採用により、回路の密度は従来の16nmプロセスのマイニングチップの5.2倍となり、マイニング能力は最大でオーバークロック時300GH/sと、従来のおよそ4倍の処理能力となった。また電力効率は、W/GH(1秒間に10億回の計算をするのに何Wの電力を消費するかの単位)で0.05以下にまで抑えられ、従来のマイニングチップに比べ50%以上低減した。

同社では、KAMIKAZEを組み込んだ量産型マイニングマシンの開発も同時に行っており、小型で安価なマイニングマシンを順次提供していく予定だ。

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