フュージョンテクノロジー、INTAMSYSの産業用3Dプリンター「FUNMAT」シリーズを発売――スーパーエンプラの安定した造形が可能に

フュージョンテクノロジーは2018年6月20日、中国のINTAMSYSと提携し、スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)を使用できる産業用3Dプリンター「FUNMAT」シリーズを発売したと発表した。

FUNMATシリーズは、汎用プラスチックに比べ、耐熱性に優れ、機械的強度が高いものの加工が難しいスーパーエンプラの使用を前提とした、FFF方式(熱溶融積層)の3Dプリンターだ。スーパーエンプラの安定した造形はもちろん、今まで難しかった大型エンプラも安定して造形できる。

FUNMAT HT

発売は、「FUNMAT HT」と「FUNMAT PRO HT」の2機種で、どちらも160℃を超える高耐熱型ビルドプレート、最高450℃まで設定可能なスーパーエンプラ用高温ノズルを搭載。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)である「ULTEM」、ポリフェニルスルホン(PPSU)はもちろん、通常のエンプラも使用可能だ。

FUNMAT PRO HT

なお、FUNMAT HTの造形エリアは260×260×260mm、積層ピッチは50~300μmで、プリントエリア内部の温度は90℃に調節できる。

FUNMAT PRO HTは、450×450×600mmの巨大なプリントエリアを持ち、積層ピッチは50~500μmで、プリントエリア内部の温度は120℃に調節可能だ。

フュージョンテクノロジーは、今回の提携にあたり、FUNMATシリーズの日本国内総代理店として販売/保守を行う。

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