トヨタ、LEXUSからマイナーチェンジした新型「RC」を世界初公開――空力性能やタイヤ、サスペンションなどの主要部品を改良

トヨタ自動車は2018年8月30日、LEXUSからマイナーチェンジしたスポーツクーペ「RC」を世界初公開したと発表した。新型RCはフラッグシップクーペの「LC」で培った新世代LEXUSのデザイン/走りを継承し、より魅力的なクーペに進化することを目標として開発された。日本国内での発売は、2018年10月下旬を予定しているという。

RCは、高速域でも優れた旋回性と安定した直進性を追求するために「空力操安」というアプローチで操縦安定性を確保。ドアガラス前方とリヤコンビネーションランプサイドの車両の前後に装着したエアロスタビライジングフィン、フラット化を徹底したアンダーボディにより空気の流れを車両安定性の確保に作用させ、車両をコントロールしやすくしている。サイドウインドウモールをフィン形状化したほか、リヤバンパーへのダクト追加によるホイールハウス内の圧力変動軽減など、より空力性能にこだわり、操縦安定性を向上させた。

新型RCのサスペンションには、ストローク速度が極めて低い状態から十分な減衰力を発揮する改良型ショックアブソーバーや、より剛性の高いブッシュを採用。19インチホイール装着車にはグリップ性能を高めたタイヤを新採用し、優れた操舵応答性を実現した。走行テストを重ねて細部に至るまでチューニングを施すことで、フラットな車両姿勢と高い運動性能を両立した。さらに2.0Lターボエンジンのアクセル操作に対するレスポンスを向上した。

そのほか、ヘッドランプから下に伸びるバンパーコーナーの造形や、上下で開口比率を徐々に変化させたメッシュパターンのスピンドルグリルなど、特徴的なデザインを採用。独創的かつスポーティなイメージと、LCの流れを汲むエレガントなエクステリアデザインを両立させた。また、LEXUSならではの高い質感や快適性を際立たせる内装に仕上げている。

ボディカラーは、新規設定色ネープルスイエローコントラストレイヤリングやスパークリングメテオメタリックを含む全11色を設定。新型RCは、仏パリで2018年10月2日~14日に開催される「パリモーターショー2018」に出展予定だ。

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