耐衝撃性を約1.5倍に向上、自動車/機械部品にも使えるウッドプラスチックコンポジットを開発

マイクロサイズの木粉表面に、微細なミクロフィブリルを毛羽立たせた(フィブリル化した)木粉

トクラスは2018年9月19日、セルロースナノファイバー(CNF)などを含ませることで、耐衝撃性を従来品から約1.5倍に向上させたウッドプラスチックコンポジット(WPC)を開発したと発表した。2019年1月より、CNF-木粉ハイブリッドWPC「ウッドナノプラス」としてサンプル提供を開始する計画だ。

WPCは、木粉とポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を複合化した機能性プラスチック。軽量で高強度という特徴がある。

ウッドナノプラスは、木粉にCNFとフィブリル化した木粉を加えたWPC。CNFを添加する手法を独自に開発して、大幅なコスト削減を図ったという。

さらに耐衝撃性を向上したことで、自動車用部品や機械用部品など、高い耐衝撃性が求められる用途でも活用できるようになると見込んでいる。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る