新日鐵住金など、3次元熱間曲げ焼入れ技術でフロントピラーを軽量化

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新日鐵住金、日鉄住金鋼管、エイチワンの3社は2016年8月4日、自動車の大幅な軽量化を実現するために、3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)した角型鋼管を用いてフロントピラーを開発したと発表した。

車体の軽量化には、高強度の部材を用いる必要がある。しかも、運転席斜め前方に設置されるフロントピラーには、車の横転や衝突から乗員を保護するための高い強度に加えて、ドライバーが安全に運転できるように前方視界の確保が求められる。

そこで、新日鉄住金グループとエイチワンは、加工時に鋼管の断面積を小さく取れる上に高強度化可能な3DQに着目。これにより、最小重量で高い乗員保護性能を持ちながら、前方視認性に優れるフロントピラーを開発した。

3DQは、鋼管を局部的に加熱しながら焼き入れし、3次元で曲げ加工する技術。加熱により鋼管の強度を1500MPaに高められ、従来部品に対して約30~50%軽量の部品を製造できる。また、金型を使用せずに複雑な形状の超高強度鋼管を単一設備で製造可能なため、バンパービームやセンターピラーなどにも適用できるという。

新日鉄住金グループは3DQの機構開発と、3DQに適した鋼管の供給を担い、エイチワンはボディ骨格量産技術の開発を担当した。今後、3DQをフロントピラーのみならずボディ骨格全体にまで拡大し、3DQによる部品の採用を自動車メーカーに積極提案していくとしている。

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