パナソニック、紫外線照射から硬化まで一定時間の余裕があるUV接着剤を量産へ

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パナソニックは2016年8月25日、モバイル機器の筐体とパネルの接着や組立てに適した「時間差硬化UV接着剤」の量産を2016年9月から開始すると発表した。

速硬化タイプのUV接着剤は紫外線照射後すぐに硬化するが、今回発表のUV接着剤は紫外線照射の2分後に硬化し始める。そのため、紫外線が届かない箇所の接着に対応できる。しかも、UVカットパネルなどを筐体に接着した後でも、しばらくの間は位置の調節が可能だ。

また、熱硬化タイプの接着剤では硬化完了までに高温(150℃)での後処理が必要で、硬化までに60分の時間を要する。だが、パナソニックのUV接着剤は後処理を低温(60℃)で済ませられ、硬化完了までの所要時間を10分に抑えられる。そのため、高温を嫌う精密部品を含む機器の接着にも適している。

なお、熱硬化性接着剤は狭スペース上への塗布が困難だ。両面テープにも、テープ幅の狭スペース化が難しいという課題があった。一方、このUV接着剤は独自の樹脂設計で高アスペクト比の断面形状を実現しており、狭いスペース上にも厚く塗布できる。これにより、300μmの細い塗布幅でも高い接着強度を発揮するという。

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