カテゴリー:化学・素材系
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3Dプリントを使って、高強度高延性なチタン合金の開発に成功
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学とシドニー大学を中心とする共同研究チームが、合金成分設計と3Dプリントプロセスを組み合わせることにより、強くて延性に富む新しいチタン合金を創成した。汎用的なα-β型合金Ti-6A…詳細を見る -
ハイドロゲル内の「ミニ臓器」に3Dバイオプリントする手法を開発
ハイドロゲル内で培養した「ミニ臓器」の内部に3Dプリントする方法が開発された。これは、がんがさまざまな組織を通ってどのように広がっていくのかについて、理解を深めることに役立つ可能性があるという。この研究は、英ユニバーシテ…詳細を見る -
自動車から発生した有害物質を道路内で除去する光触媒コンクリート
韓国建設技術研究院(KICT)の研究チームが、窒素酸化物などの環境汚染物質を除去できる光触媒コンクリートを開発し、トンネル環境での実験で除去効果を実証した。 道路インフラにおける空気環境改善の効果的な方法として、排…詳細を見る -
室温以上で金属化する高伝導オリゴマー型有機伝導体を開発――有機電子デバイス開発の技術革新に寄与 東京大学ら
東京大学は2023年7月4日、同大学物性研究所、同大学大学院新領域創成科学研究科および分子科学研究所らの共同研究グループが、室温以上で金属化する高伝導オリゴマー型有機伝導体を開発したと発表した。 昨今、軽量で柔軟な…詳細を見る -
導電性ポリマーの分子細線により、3次元的なネットワーク回路を一から構築――脳型コンピュータの実現に寄与 北海道大学と大阪大学
北海道大学は2023年7月3日、大阪大学との共同研究グループが、導電性ポリマーの分子細線が立体配線材料として利用可能であることを実証したと発表した。脳のように密な3次元ネットワーク構造を有する、脳構造により近い脳型コンピ…詳細を見る -
水槽内のどの壁にも触れていない乱流の「ボール」を作り出す――乱流に関する疑問解明に役立つ可能性
水槽内に孤立した乱流の「ボール」を発生させる方法が開発された。これは乱流生成における画期的な発見だという。この研究は米シカゴ大学によるもので、その詳細は2023年5月11日付で『Nature Physics』に掲載された…詳細を見る -
潜熱を利用した熱エネルギー貯蔵デバイスの設計を可能にする指針を確立
テキサスA&M大学の研究チームが、材料の相変態に伴う潜熱を利用した相変化材料(PCM)蓄熱デバイスにおいて、放熱吸熱速度および熱エネルギー貯蔵容量を最適化する基本的設計指針を確立した。蓄熱デバイスの過熱防止や蓄熱容量最大…詳細を見る -
顕微鏡を使って鑑賞する超ミニチュアハンドバッグ、オークションで約920万円で落札
アメリカのアート集団MSCHF(ミスチーフ)は、Louis Vuittonのハンドバッグを模した、塩粒ほどの大きさのアート作品を製作し、オークションに出品した。その小ささは、顕微鏡を通さないと鑑賞することが難しいほどだ。…詳細を見る -
砂漠の乾燥した大気でも水を取り出せる――MIT、塩化リチウムを添加した超吸水性ゲルを開発
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、砂漠のような環境下でも空気中の水分を吸収できる超吸収性素材を開発した。吸収できる水分量は記録的な量だ。透明で弾力性のあるこの素材は、水分を吸収すると膨張し、さらに多くの水…詳細を見る -
牛乳にできる膜をヒントに、イオンゲル薄膜の作製技術を開発
米テキサス大学オースティン校と中国の東北林業大学、瀋陽化工大学の共同研究チームが、イオンゲル薄膜を簡単かつ迅速に作製する方法を開発した。同作製法は、温めた牛乳の表面にできる膜に着想を得ており、センサーやバッテリー、ロボッ…詳細を見る