燃料電池を扱える企業・求人は?

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燃料電池(Fuel Cell)とは?

燃料電池とは、水素と酸素の電気化学反応により、発電する装置のことだ。燃料の水素は天然ガスやメタノールなどから、酸素は大気中から取り入れる。電解質によって、数種類に分類されており、家庭用燃料電池「エネファーム」や燃料電池自動車に使用される「固体高分子形(PEFC)」や、工業・産業用途の「リン酸形(PAFC)」などがある。

内部のエネルギーのみを用いる一般的な電池は容量に限界があるが、燃料電池は燃料を外部から供給できるため、電池の交換や充電をすることなく、継続的に電力が取り出せる。

発電時の騒音や振動がなく、排出されるのが水(水蒸気・温水)であること、また、多様な手段で燃料用水素を取り出せることから、新しいエネルギー源として期待されている。一方で、コストの高さと装置の寿命(7~10年ほど)が課題となっている。

燃料電池を取り扱う企業は?

家庭用燃料電池として良く知られる「エネファーム」は、東芝燃料電池システム、JX日鉱日石エネルギー(ENEOS)、パナソニック、アイシン精機などが開発・製造している。また、国内の主な自動車メーカーが燃料電池車の開発に力を入れている。

産業用途では、富士電機が出力100kWのリン酸形燃料電池を製造しているほか、京セラが業務用3kWの電池の発売を予定している。2013年にはソフトバンクが米ブルームエナジーと合弁企業を設立し、産業用クリーンエネルギー事業に参入。他にも三菱日立パワーシステムズ、東芝などが開発を進めている。

燃料電池に携われる求人は?

化学系企業や製造メーカーが、燃料電池システムの機構/構造設計が可能な人材や、燃料電池を構成するセルスタック、電解質膜などの設計技術者を求めている。燃料電池車関連では、自動車メーカー各社が研究開発要員としてのエンジニアを募集しているほか、制御ソフトウェアの設計など組み込み開発技術者の求人も見られる。

また、産業用燃料電池は北米や欧州の海外メーカーが大きなシェアを持っており、今後家庭用に参入してくる動きもある。その関係で、海外メーカーとやりとりできる技術営業やサービスエンジニアの求人も目に触れるようになってきている。

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