
技術も大事、人との関わりも大事

「国語の先生になりたかった」という関さん。教壇に立つ姿も見てみたい
――これまでに影響を受けた出来事はありますか。
学生時代にアメリカに留学していたことがあります。その時に出会った人たちは、いつも自信に満ちていました。
アメリカでは「私がNo1だ」と、あまり根拠がなくても、そう言い切ってしまう方に多く出会いました。私にはそこまで言える自信はなかったので、彼らはすごいと思いましたし、そう言えるような、自信を持てる何かをもちたいなと。
――では、社内で目標としている先輩はいますか。
たくさんいますね。
例えば部長は、とにかくアグレッシブな人です。世界一の技術を誰よりも早くキャッチアップしてきて「これを実現するんだ」と、私たちにお題を課してくれる。見習わなければいけないと思っています。
また直属の上司は、私たちを自発的に考えさせるように、寄り添ってうまくゴールに導いてくれます。
SEの中には、転職を経験する人が多いという話を聞きます。仕事を辞めていく理由の1つに、1人でやっている孤独感や閉塞感に耐えられなくて、辛くなってしまうことがあると思いますが、NTTぷららではそんな心配は無用です。上司は「みんなでサービスを開発している」という雰囲気をつくり出してくれます。技術も大事ですが、この職場は人との関わりも大事にする職場だと感じています。
マラソンは大事な時間

2015年7月のサンフランシスコマラソンで、ゴールデンゲートブリッジを背景に
――趣味はマラソンとのことですが、いつから始めたのですか。
健康のために30歳ぐらいから始めました。上司に誘われてみんなで皇居の周りを走ったのがきっかけです。皇居は1周5kmなのですが、初めての時は2 kmしか走れず、残りは歩きました。それが悔しくて、ウェアや靴などを全部買いそろえました。
今は週に1~2回、仕事の後に会社の周辺を走ってトレーニングしています。
――レースにも参加しているそうですね。
はい。2kmから徐々に距離を伸ばして、今では年1回、海外のフルマラソンに挑戦しています。
2014年はシカゴマラソンに、2015年はサンフランシスコマラソンに参加しました。ワールドマラソンメジャーズという世界の6大大会を制覇することが目標ですが、なかなか抽選に当たりませんね。東京マラソンもそのうちの1つですが、まだ当たっていません。
――走るとリフレッシュできそうですね。
リフレッシュもできますし、いろいろなことを考えることもできます。「上司や部下にどう説明しようか」とか、「どうしたらあの操作を速くできるか」とか、走りながら仕事のことを考えているとアイデアがひらめくこともあります。
仕事ばかりではなく、プライベートなことを考えたり、無になったり、時には恋の戦略を立てたり……(笑)。私にとっては大事な時間です。