日本TI、パワートレインをサポートする車載用モーター・ドライバ2製品を発表

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年6月16日、パワートレインのアプリケーションをサポートする車載用モーター・ドライバの新製品として、三相ブラシレスDCゲート・ドライバの「DRV8305-Q1」と大電流ハーフブリッジ・ゲート・ドライバの「UCC27211A-Q1」を発表した。

DRV8305-Q1は最小4.4Vで動作し、エンジンのスタートやストップをサポート。動作周囲温度範囲が-40℃~ 150℃であり、米国車載用電子部品評議会のAEC-Q100 Grade 0の車載温度要件に適合している。

3.3Vまたは5Vのリニア・レギュレータ、3個の電流センス・アンプ、スマート・ゲートドライブ・アーキテクチャを内蔵しているため、外付け部品点数を最大20個削減できるばかりか、基板実装面積も縮小できる。 詳細な故障診断を備えたオンチップ保護機能により、過熱、低電圧保護、MOSFETの貫通電流や過電流などに対する保護を提供する。

UCC27211A-Q1は、15nsの伝搬遅延時間、7nsと高速の立ち上がり/立ち下がり時間、4A(ピーク)のゲート駆動能力を備えている。-12Vの負極性定格のほか、潜在的な損傷を与える電圧スパイクに対する保護を提供する。

DRV8305-Q1は、1000個受注時の単価(参考価格)が2.65ドル。9×9mmの48ピンHTQFPパッケージで提供される。一方、UCC27211A-Q1は1000個受注時の単価(参考価格)が1.77ドル。4.89×3.9mmの8ピンSOICパッケージ(PowerPAD付き)で提供される。

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