異種金属接合技術「AKROSE」が進化、異なる金属同士を強固に密着させる「AKROSE HYBRID」に 日東精工

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日東精工は2020年7月1日、異種金属接合技術のAKROSE(アクローズ)の密着性をさらに向上させた「AKROSE HYBRID」を開発し、2020年10月からの販売を予定していると発表した。同製品は拡散接合が難しい材料にも対応し、強固に異なる金属同士を密着させる。

AKROSE HYBRIDは、冶金的接合である拡散接合をAKROSEに加えたハイブリッド接合技術となる。接合材料に適した条件でAKROSEで接合された部品を熱処理し、接合界面での原子の相互拡散を生じさせ、原子レベルまで接合界面の密着性を向上する。

接合界面付近の元素マッピング(アルミニウムと銅の接合例)

AKROSEによる接合時の塑性変形によって、接合部材表面に形成された酸化被膜が破壊されるため、AKROSE HYBRIDは酸化被膜を除去する前処理などをせずに拡散接合ができる。拡散接合が難しい材料にも対応しており、酸化皮膜の影響で拡散接合が難しいアルミニウムなども比較的容易に拡散接合できるという。

接合界面には他の冶金的接合と同様に、硬くてもろい金属間化合物が生成されるが、AKROSEの物理的な引っ掛かり構造から得られる接合構造が金属間化合物層のもろさを補い、接合界面の高い密着性と接合強度を両立する。一般的な拡散接合は部材同士を加圧する専用の装置や治具が必要だが、新生面同士が接合段階で強く密着しているため、拡散接合が熱処理だけでできる。

適用材質はアルミニウム、銅で、部品サイズは軸径φ3~φ10mm。部品形状は、板部と軸部からなる形状となる。2021年度に月産100万本の出荷を目指す。

板部:アルミニウム、軸部:銅

板部:アルミニウム、軸部:銅(Niめっき付き)

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プレスリリース
日東精工、冷間圧造技術を活かした異種金属接合技術「AKROSE(アクローズ)」を開発

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