大同特殊鋼は2020年12月21日、高出力赤色点光源LEDの表面実装部品(SMD)「MED7P14-SMF-1」を開発したと発表した。
同社の点光源LEDは、照明用などの一般的なLEDとは異なり点状で発光することから、レンズを通したビームが広がりにくいという特徴を持つ。これは光学センサーや光学式エンコーダーなどの光源に適している。
今回開発した製品はそのような同社の赤色点光源LED素子(製品名:MED7P14、波長650nm)を透明樹脂で封止したものだ。世界最高レベルの光出力5.7mW(20mA電流注入時)を有する。
従来、CANパッケージなどの形式で提供してきたが、現在電子部品の多くがSMDとなっており、モジュールの小型化、高密度化の要求に応える必要性があることから今回SMDで提供することとなった。
製品サイズは1.6×0.8×0.7mm(JIS規格1608M)、最小受注ロットは1000個(リール)。今後需要拡大が見込まれる工場自動化やロボット、3Dセンシング領域などでの用途拡大を目指す。