ハイブリッド車開発を後押しする、コアレスハイブリッドアシストモーター

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米Infinitum Electricは、2020年11月10日、ハイブリッド車開発を支援するためにアメリカの大手自動車サプライヤーと契約したと発表した。同社が開発しているIEmシリーズのモーター(以下、IEmモーター)は自動車、航空宇宙、パワースポーツ、海洋産業などさまざまな分野で使用されてきているという。契約に基づき、同社は、ハイブリッド車向けハイブリッドアシストパワートレイン用モーター製造前に、油冷技術を使用して同社のIEmモーターの性能を検証する。

今回の発表によると、ハイブリッド車の信頼性とレンジを最適化するためにIEmモーターが選ばれたという。IEmモーターは重い鉄心と銅巻線を使用しない設計のため、最大出力250kW、最高回転数2万5000rpm、最大出力密度12kW/kgという性能を実現している。従来の積層固定子鉄心をPCB技術に置き換えたことで、質量とノイズを低減しており、何より固定子鉄心を排除したことで効率が大幅に向上。最適化された磁気構成により電力密度も向上している。コアレス構造により高速でも高性能を発揮するという。

IEmモーターの出力は3~5kW/kgで、電流密度は8~10kA/in2。いずれもアクティブ冷却により7~12kW/kgおよび13~15kA/in2に拡張できるようだ。従来の鉄心モーターと比較して、モーターノイズは最大15dB低減されており、定格回転数25~200%という広範囲で高効率を一律に保ち、その結果、バッテリー寿命延長と航続距離拡大に貢献するという優れた面を持つ。

IEmモーターは、モーターを使用する製品の製造工程で迅速に製造できるため、OEM業者は組み立てと製造工程を合理化できる。顧客は製品の要件を入力し、コストと性能を考慮して設計オプションを評価でき、PCB設計ファイルを数分以内で作成できる利点があるとしている。

関連リンク

Infinitum Electric to Develop Hybrid Assist Motor for Leading Automotive Supplier
IEm SERIES: MOBILITY
A MODERN MOTOR FOR A DEMANDING WORLD

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