日本TI、Bluetooth5対応の新製品2種を同社のBLEマイコン製品群に追加

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2017年1月20日、Bluetooth5対応のハードウェア、車載規格の認定、超小型のWCSP(ウェハ・チップ・スケール・パッケージ)のオプションなどを提供する新製品2種を、SimpleLink Bluetooth low energyワイヤレス・マイコン製品ファミリに追加すると発表した。

今回の新製品は、ARM Cortex-M3をベースとしたマイコン、自動パワー・マネージメント機能、Bluetooth準拠の無線通信機能、低消費電力のセンサ・コントローラなどを搭載したワンチップ・ハードウェアと、統一されたソフトウェア・ソリューションを含む先進の高統合性を提供している。

CC2640R2Fは従来よりも大容量のメモリを使用可能で、速い反応の高性能アプリケーションを実現できる。2.7×2.7mmのWCSPパッケージのオプションに加え、最小の消費電力で最大の通信距離を提供。ビル・オートメーション、医療、商用や産業用オートメーション向けに、Bluetooth 5の主要な仕様に対応した。

一方でCC2640R2F-Q1は、自動車のパッシブ・エントリ、パッシブ・スタート、リモート・キーレス・エントリを含むスマートフォンへの接続のほか、AEC-Q100車載規格の認定やGrade2温度定格によって、複数の車載アプリケーションを実現。さらに、生産ラインのコスト削減やハンダ付け箇所の光学検査による信頼性の向上に役立つウェッタブル・フランクQFNパッケージで供給される業界初のソリューションを提供する。

1000個受注時の参考価格はCC2640R2Fが2ドルで、CC2640R2F-Q1が6.99ドルだ。

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