立地を活かした世界最大のグリーン水素発電施設――南オーストラリアが計画中

南オーストラリア州政府は2025年12月までに、世界最大の規模を目指す、グリーン水素発電施設の建設を計画している。グリーン水素は、再生可能エネルギーによって水を電気分解して作る。同州政府は、本プロジェクトに5億9300万ドル(約806億円)の出資を予定する。

同州は現時点で、消費する電力の68%を再生可能な資源で賄っているが、政府は2030年までに、この数値を100%に引き上げたい考えだ。同プロジェクトは今回、容量250MWeのグリーン水素電解装置を建設し、200MWの発電を計画している。

建設予定地には、水素発電所のほか、電解装置や貯蔵施設などが計画されている。同州は、広大な土地と風量や日射量に恵まれ、風力発電や太陽光発電に適している。これらの立地条件を利用したグリーン水素の電解装置の稼働による、より安定した電源の確保が狙いだ。

また今回のプロジェクトを通して、大規模な水素発電技術の実績を示すことにより、日本、韓国、東南アジアなど、この技術の新興市場に重点を置いた水素輸出戦略を策定していく。

現在は、南オーストラリア州政府が、建設候補地の選定と市場調査を推進中だ。プロジェクトの立案と展開に資する情報を提供する予定で、南オーストラリア州のクリーンエネルギーへの移行、および脱炭素化に向けて取り組みが進んでいる。

関連情報

About the project | Office of Hydrogen Power South Australia

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