ナノ分散した超極細繊維「TEMPO酸化CNFシリーズ」の乾燥粉体品を開発 日本製紙

日本製紙は2023年4月27日、TEMPO酸化CNFシリーズの粉体品「Cellenpia TD-02X」(TD-02X)を開発し、サンプル提供を開始すると発表した。

TEMPO酸化CNFシリーズは、約3nmの完全に均一な繊維幅にナノ分散した超極細繊維製品だ。

今回開発したTD-02Xは、水分散タイプTC-02Xの乾燥粉体品となる。水への再分散性に優れ、再分散時にシングルナノファイバー水分散液として、TC-02Xと同様に、高透明度、高アスペクト比、チキソ性などのユニークなレオロジー挙動、および懸濁安定性を発揮する。さらに粉体であるために物流コストを抑制でき、保管なども容易になる。これにより、海外市場などへの展開も含めて、適用範囲が広がることが期待されるという。

固形分は90%以上で平均粒径は約10μm。繊維幅は約3nmで透明度は85%以上、粘度(60rpm mPa・S)は30以下となっている。

関連情報

TEMPO酸化CNFの粉体品「Cellenpia(セレンピア)®TD-02X」を開発、サンプル提供を開始|ニュースリリース|日本製紙グループ

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