シングルで77.5馬力――伊Ducati、新型単気筒エンジン「Superquadro Mono」を発表

伊Ducatiが、新型単気筒エンジン「Superquadro Mono（スーパークアドロモノ）」を発表した。その名が示す通り、同社のスーパーバイク「1299 Panigale（パニガーレ）」が搭載するL型ツインエンジン「1285cc Superquadro」から派生した659cc単気筒エンジンは、公道走行用としてはDucati初のビッグシングル、レーシングバイクを含めても1993年に登場した「Ducati Supermono」以来のビッグシングルだ。

ピストンのボア（直径）はパニガーレと同じ116mm。ストロークは62.4mmという超ショートストロークで、リミッターはシングルとしては異例の1万250rpmという高回転に設定されている。最高出力もシングルエンジンとして最高レベルの9750rpmで77.5馬力、レーシングエキゾーストを装着すれば84.5馬力を発揮する。また、オイル交換は1万5000kmごと、バルブクリアランス点検は3万kmごととされている。

なお、Superquadro Monoを搭載する市販モデルは、Ducatiの「HYPERMOTARD 698 MONO」となる。ヨーロッパの免許制度におけるA2ライセンス向けに、出力を35kW（約46.9馬力）以下に抑えたバージョンも用意されている。

シングルで77.5馬力――伊Ducati、新型単気筒エンジン「Superquadro Mono」を発表