MAN Energy Solutions、メタノール対応の船舶用二元燃料エンジン開発へ

船舶用のディーゼルエンジンなどを手掛ける独MAN Energy Solutionsが2023年11月27日、メタノール対応の二元燃料エンジン「MAN 175DF-M」を2026年末までに発売すると発表した。

船舶用エンジンは海運/造船分野におけるCO2削減の重要な役割を担っており、従来の重油だきからメタノールなどの新燃料への転換が急務となっている。同社はこうしたニーズに応え、ディーゼルエンジン「MAN 175D」を改良する形で、メタノール比率を最大化する二元燃料エンジンの開発を目指す。

MAN 175DF-Mは、機械式と電気式ディーゼルに対応し、すでに第三者認証機関DNVの認証を獲得している。二元燃料に加え、信頼性やエネルギー効率、ライフサイクルコスト、最大出力に重点を置き、インジェクション方式にはポート噴射を採用した。

同社は、2024年に開発を開始し、2026年に実地テストを経て、同年末までの発売を目指す。新造船と既存船への後付け用の両方を用意する予定だ。

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Dual-Fuel Methanol MAN 175D Announced

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