学生の実習プロジェクトの成果で学内のEV充電システムを整備 米ホープ大学

米ホープ大学は2024年8月9日、工学部の学生らが授業のプロジェクトを通じてキャンパスの施設整備に貢献したと発表した。学生らは、電気自動車(EV)で通学する学生向けに、4基の充電ステーションに給電する太陽光発電システムを製作し、設置を完了した。

太陽光発電システムは、学内で日当たりのよい3階建ての建物の屋上に設置された。同システムは、専用の駐車タグを購入した同大学の学生が利用できる。また、電力網にも接続するため、充電ステーションで使用されない電力は、キャンパス内の他の施設で利用される。

同プロジェクトは、エンジニアリング入門コースの一環として実施された。学生らはプロジェクトのなかでエンジニアリングデザインプロセスの体験、理論と実践の橋渡し、トレードオフや経済性の考慮といった実践的な設計スキルを身に付ける。

設計作業は、約20の小グループで実施した。各チームがコンセプトを考案し、メリット、技術仕様、および予測コストを決定した。その後、学生らはアイデアを共有して相互に評価するなどして、最終案に向けて技術を洗練させた。

同プロジェクトには、EVインフラの需要と供給の関係を探るテストケースの役割もある。同大学は、利用状況のデータを収集して分析したうえで、今後のキャンパス内でのEV充電ステーション拡大の可能性を検討する予定だ。

関連情報

Students Engineer New Solar-Powered EV Charging System at Hope – Stories of Hope

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